《オリジナル演目》                                          1) 前ノ沢太鼓                                                                                               プロフィールに記載されているとおり、伝統太鼓として伝承しております。「道中太鼓」ですので、単調で軽快なテンポです。昔は、さらに三味線や横笛などが加わっていたようですが現在では、その節回しを覚えている人もいなく、再現できない状況です。その頃(昭和30年代前半)の「直根神社例大祭」は、直根地区全部が参加した大きな祭りだったようです。「仮装行列」などで大いに賑わう様子が写真に残っています。各公演では、曲の前に追加したり、チャッパを入れてさらに軽快な表現にしたりと、必ず演奏する曲となっています。                                                        

2) 萌芽 <作曲: 村上善直>                                  厳しく長かった冬がようやく明け、まぶしい太陽と小川のせせらぎが心地良く聞こえる頃。大地と固雪を押し分け、草木が芽を覚まし、天に向かいまっすぐに伸びてくる。そして、田植えが終わり、新緑の季節を迎える。大自然の「春」をイメージした曲です。ミディアムテンポからハイテンポへの移り変わりも特徴の一つです。もうひとつ、この曲には、「前ノ沢太鼓」の未来がまっすぐ伸びる様にとの願いも込められています。                                                         

3) 烈風 <作曲: 村上善直>                                元々は、「冬」の激しい風雪をイメージした曲でした。厳しい冬を春を待ちながら、また「出稼ぎ」の方々の無事を祈りながら…のちに、現在の春の雪解けから冬までを表現した形になりました。フル演奏では、約20分と最も長い曲となっております。和太鼓演奏には珍しい、シンバルを使用し、イメージを深めています。創作太鼓取り組みの最初のオリジナル曲であり、各種イベントや太鼓フェスティバル等演奏回数の多い、いわゆる「鳥海前ノ沢太鼓保存会」の代表曲です。太鼓と正面から向かいあい、全力で打つ「初心」を忘れないよう、大切に演奏して行きたいと思います。                                                          

4) リズム(里鈴夢) <作曲: 村上善直>                          鳥海町百宅地区の「法体の滝」をイメージして作られました。日本の滝百選に選ばれた、すばらしい滝です。約60mの高みから末広がりに落下する水しぶきには圧倒されてしまいます。女性を中心とした編成で、中太鼓と大太鼓をセットで演奏します。中太鼓には渓谷を流れる緩やかな水を大太鼓には、滝を落下するはげしい水を表現させています。この法体園地で行われる「紅葉まつり」のオープニングに出演する際には、必ず演奏される曲です。                                                  

5) 通天 <作曲: 村上善直>                                  里鈴夢とは逆に、男性を中心に編成しました。平成6年7月、「前ノ沢太鼓保存会」と前ノ沢町内会の後援による「チャリティー公演」を行いました。私達にとっては、初の試みで、それでも自分達だけで2時間のステージを無事に終了出来ました。この保存会の発起人、そして良き理解者として、私達を指揮していた故 真坂市郎氏がこの公演を見ずして他界されました。その師に「信念を持ち、物事を貫けば天にも通じる」との感謝の意を込め、この曲を作りました。正面の大太鼓をメインに、力の限り、思いを込め、打つ事に集中します。                                                          

6) 山紫水明 <作曲: 村上善直>                                                     雄大な鳥海山より流れる清らかな水は、山や田畑を潤し、農作物や山菜などの恵みを与えてくれます。この自然の恵みに感謝し、いつまでも変わらぬままに後生に伝えたいとの思いを込めています。豊かな水量、そして水の流れる様を4分の3拍子で表現してみました。公の場で演奏されたのは、1~2回程度です。近年では、全く演奏されておらず、片隅に忘れ去られた曲になっていますが、幸い、譜面や貴重なVTRも残っていますので再び息を吹き返えす事を期待しています。

7) TAIKO BEAT <作曲: 村上善直>                        県連盟曲に「TAIKOでBEAT」という曲があります。どちらが先に名前をつけたかわかりませんが間違えそうな位、似ています。しかし、作曲者が違うので、当然曲調などは全く違います。「山紫水明」と同様、近年での出番はほとんどありません。この曲のデビューは「東北太鼓交換交流演奏会」でした。曲として、初披露でしたので、心臓が飛び出しそうな位緊張したのを覚えています。由利本荘市の誕生を記念し、メドレー曲を作った際1曲目に使用しました。                                                        

8) 横打太鼓 <作曲: 村上善直>                                                                実のところ、この曲には正式な名前がついておりません。作曲そのものも、特に何をイメージした訳でもなく大太鼓の「横打法」習得の練習曲と考えていました。従って、締め太鼓以外のメンバーすべてが横打ち体制です。そのわりには、途中締め太鼓のソロがあったり曲の完成度はそれなりだと思います。これも「東北太鼓交換交流演奏会」で1回だけ演奏されました。メンバーの中には、この曲が好きだというファンもいるようですが再度、曲の内容を見直す必要があります。

9) 東の風(あゆのかぜ) <作曲: 村上善直>                                                                                    ひがしの風と書いて「あゆのかぜ」と読みます。古くは「万葉集」の歌に詠んだ中に、豊漁と豊作、幸せをもたらすという海からの風、「あゆのかぜ」が出てくるそうです。また、日本海を航路とした松前船が順風として利用した風で、日本海沿岸で吹く、東よりの暖かい風を言うそうです。「順風」、すなわち良い方向に吹いてくれる追い風、そして幸せを運ぶ風となるよう、演奏して行きたいと思います。この曲は、松前船がたくさんの海産物を積んで、長い航海への船出や帆をを上げ「あゆのかぜ」を受け、どんどんスピードを上げて行く様子などをイメージして作った曲です。

● 他、未公開曲3~5曲

《連盟演目》                                              1) 末広太鼓                                             2) 通り太鼓                                                   3) 和                                                      4) TAIKOでBEAT                                              5) エクセル                                                      6) SAKAE                                                      7) ストーム                                               8) マザーアース                                                                                                  

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